日常5【side.ノア】――愛言葉(アイコトバ)

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 オレがイった直後、タケルも強く脈打った。  ……あんなの耐えられるわけない。  気持ちよすぎだっての。  繋がったまま、タケルはオレの頬に指を添えた。 「本当はもう少し時間を掛けたかったんだが、君があまりにも嬉しいことを言ってくれるから。抑えられなかった」 「……ま、まぁ、たまにはオレも言わねーと不公平だし? たまに……だからなっ」 「それでもいい。君の心の中に『好き』という想いがあるのなら、僕は幸せだ」 「……なかったらヤらねーよっ」  タケルはオレの額にキスを落とし、「愛してる」という言葉をくれた。  ……行為の時間も大好きだけど。  好きな人のくれる「愛してる」が、結局のところ一番嬉しいかもしれない。
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