アラジンランプと後悔

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"ここでニュースをお伝えします。" "願いごとを叶える伝説のアラジンのランプをソヨン博士が開発しました。" 人たちはその事実に大歓迎した。 みんなはこれがあれば世界平和とかも実現できるんじゃないかって騒いでた。 クラスでもみんなその話で騒いでた。 "おい。慎太。" 友達の丸山が声をかけた。 "あれ。もしあんたが持ってると何を願うつもり?" "俺は他の世界で生きてみたい。" "異世界とか?オタクやろ。" "いやそんなことじゃない。俺はただこんな世界がうんざりなんだ。" “訳わからない。でもできるよきっと。" なんかその時の丸山は意味わからない微笑みをした。 "何言ってるのよ。" "まあ、俺はバイト先行くね。" "うん、わかった。バイバイ。" あいつはやっぱ変だ。 最近転校してきたからまだそいつの今年らにけど。 家の帰り道。 なにかが俺の後ろに落ちた。 なんだろうって思った途端。 急に丸山が走ってきた。 "待って!真太!" "なんで。" "さっきのニュース見てなかった?" "なんニュース" "見てよ。" 『ソヨンです。私は今から楽園に行きます。』 『私の発明品を利用します。だけどみなさん終わりの道に足を踏まないで欲しいです。これじゃ。』 まじで。ランプがあると他の世界に行くのもできるの。 あれ。なんで俺は他の世界に行きたいんだろ。 謎だったけどそのニュースが珍しいのは本物だった。 "そのあとソヨン博士が行方不明になったって。" "なんだよ。ちょっと気になるな。ていうかこの人なんか見覚えあるけどう。" "そんな訳ないでしょう。多分有名だからそんなんじゃないの?" なんか嘘みたいな言葉使いだと思った。 その間。先に落ちたのがいきなり気になって後ろを見た。 あれ。これって。アラジンランプ? そんな訳ないまさか。 "何これ。" "待って!" 丸山が大声を出した。 "これは危険だよ。" 丸山はランプを拾って持って安心したように笑った。 "じゃこれでよし、バイバイ" だけど俺が欲しいのに。あれを手に入れたい。 他の世界に行きたい。 知らない衝動が俺を包んだ。 俺は。俺は。 "なんか用?" 丸山が問いかけた。 丸山を殴り始めた。 "出せよ。これ俺のだから。" 丸山はそれを守ろうとしたが。 俺の爪で彼を苦しませた。 "ああああ" 俺は俺は絶対これを手に入れる信念だけで まるで拷問みたいに、殴って苦しませた。 "わかったよ。。。" 丸山はようやくそれを渡した。 俺はそれを持ってそのまま全力疾走した。 なんか知らなくなったけど。 罪悪感を感じた。 これって大丈夫なのか。 とにかくそれを持ってどっかに走ったけど。 俺の前には黒いスーツ姿の人々が俺を怖く見つめた。 "返せ。。返せ。。" おかしい人々は無視した。 何が何かわからなくなった。 だけど。 一番変だったのは自分だった。 "ただいま。" お母さんがびっくりしながらいった。 "おかえり。" いつものお母さんだった。 声もやってることも。 変わったのは母さんの顔 その顔は先テレビで見たあのソヨン博士の顔とそっくりだった。 "あんた誰なの?" "あたし?" 違う。母さんじゃない。 母さんは自分を母さんって指すんだ。 "君の管理人さん。あれ?もう。何よ。" お母さんの体が透明になってるんだ。 どうしよう。 これは。 これは。 どういうことか。 なんか世界が急におかしく見えた。 俺が生きてる世界って実はゲームそんなもんか。 "そんなのじゃないんだよ。" "あんたは普通の人間よ。自分を疑わないでほしい。" 警戒しながら言った。 "お母さんを返して。" "あら。あんたちょっとウケるね。姿が変わっただけでお母さんを認識できないの?残念。" "何よ。きもいから早くここで消えろ。" "わかったよ。じゃあとで会おう少年。" それを残して偽お母さんは無くなった。 誰かに連絡してみよう。そうだお父さん。 "。。。おかけになった電話番号は" どうしよう連絡取れない。 丸山?そいつには酷いことをしたから無理だし。 ああ。そうだった。そうすればいい 俺には伝説のアラジンランプがあるんだ それを使えばいい。 アラジンランプを擦ると アラジンが出てきた。 "こんにちは。俺は魔法使いジニであり、" "そんなのどうでもいいから願い事について説明してくれ。" "わかりました。叶える願いは3個、けどそこには規則があります。それは願いは3個しか叶えないのです。たとえあなたが願い事を全部聞いてくれて言ったとしても。それは規則違反です。それじゃないなら可能です。" "わかった。俺を他の世界に連れててくれ。" "はい。わかりました。" そうやって俺は黒くて寒いところに来た。 ジニが説明した。 "ここは宇宙です。ここにはあんたの世界も包んでおるんですが。もっと大きいところです。さて、どんなところで生きてみたいんですか。" ジニが写真をなんか女の姿を見せてくれた。 "そこにいる生き物です。いちばん似てるのは多分ここ、地球ですね。" "じゃ、ここでお願いする。" "どんな国にしますか。あなたと同じ言語を使う国は日本という国です。" "じゃ、日本にするね。" 言語学びは面倒いだし。 "わかりました。そこに送ります。" 3、2、1 "俺が目覚めたのは学校。" "そこには先生に見える人が俺に挨拶した。" "じゃ教室入ろう。" 転校生か。俺。 "わかりました。" ドアが開き、みんなが私を見つめた。 みんな同じ姿で名前だけ違う俺らの世界とは違い。 この世界に俺は魅力を感じた。 "よろしくお願いします。今日からお世話になった。神奈川 真太と申します" みんなからの拍手。新しい生活。ドキドキだった。 隣の子が声をかけた。 "よろしく。私は桜木。これからよろしく。" "俺もな。" そうやって先生が出て、なんか他の先生が入ってきた。 何か分からない記号を書き始めた。 隣の子に聞いてみた。 "あの。これ何?" "決まってるでしょう、数学だよ。" "数学って何。" 隣の子が説明し始めた。 "数学は世界を説明する学問だよ。それで。。" "桜木 玲、集中しなさい。" "あとでね。" そうやって休み時間。 桜木は俺に丁寧に説明してくれた。 数学はなんなのか。数学の基礎とか。何を解けばいいのか。 "けどなんでこんなのを習うの?" "前の学校で習ってなかった?" "そう。。かもね。" "じゃ教えてあげようか。" 正直なぜこれを学ぶべきがよくわからないけど。 ただ遊ぶだけやったうちの学校とは違くて新鮮だった。 "ありがとう。桜木。" "なんもないよ。" その後のも全然わからなかったけど。 変な文字だけを考えた。 そうやって放課後、桜木と数学勉強をした。 "まずは関数からか。ここが5ならここが10だよね。" "5?10?何それ。" "まさか。数字も知らないの?" "うん。もしかして3、2、1も数字な訳?" 桜木がショックの顔をした。 "まずは数字からやろう。" そうやって012345678910みたいな数っていう概念を学んだ。 "ありがとう。桜木" "玲でいいから玲で呼んで、ね?" "わかった。玲。" "じゃ、またね。" そうやって帰り道。 考えてみると家がない。 "待て、玲" "何?" "俺家がないけど。どうしようかな。" "家がないの?まあ仕方ないね。母さんに聞いてみるね。" なんか変なものと電話している。 "桜木。もしかしてこの小さいのがあんたの電話機なの?" 桜木は爆笑をした。 "あんた。本当どこから来たのよ。" "俺?他の世界から。" "え" 俺は今までのことを桜木に説明した。 この世界とアラジンのことも。 "ありえないし。けどこれなら神奈川がそれを知らないのも話になるね。まずお家行こう。" "わかった。" 家について俺と桜木はいろんな話をした。 アラジンランプのこととか。 ここはどんな規則があって。 何が大事なのか。 その一つ一つを知るのが独特で面白かった。 明日。 俺は何か違和感を感じた。 ここはなんかみんなが繋がってない気がした。 違う外観のせいか。 それともただ俺の勘違いか。 俺は今まで先生と桜木としか話したことがない。 これってどういうこと。 これについて桜木に相談を乗った。 "うん。あなたたちの世界ってみんな仲良かった?" "そうだったけど。" "ここはそうじゃないよ。ある人とは仲良しでもある人とは仲が悪いこともあるの。その人を嫌がって。復讐する場合もあるの。" "思ったよりここ冷たいな。" "いや。あたしにとってはそこがありえないし。" 俺と桜木は長い会話をした。 学校は退屈でつまらないけど。 こうやって玲と放課後一生に話せるのはよかった。 なんかいきなり心臓がドキドキしちゃった。 初めて感じる感情だったあれは。 友達にも母にも父さんにも感じたことない感情だった。 そして1ヶ月が経った。 そろそろ桜木との日常も慣れてきた。だけど。 "あんた。いつまでここにいるつもり?" 桜木の母が聞いてきた。 "すみません。実は。。" "こいつ事情があるから。勘弁してくれない。母さん。" "でも。。こんなに長いと、ご両親たちにも心配かけるんじゃない。" "それはなんとか、やったから気にしないで。" "まあ。わかった。" その時以来から俺は何か嫌なことをされた。 飯も俺だけにはまずい飯。 桜木と話すと桜木が怒られる。 なぜだろう。 気になって。先生に聞いてみた。 "それは迷惑じゃないの?" "なぜですか。" "だってあなたのお家に他の人が無料で居候するとちょっとまずいんじゃないの?" "はい、そうです。" "じゃ他の人もそうなのよ。" "なぜでしょうか。" "それはね。あなたが嫌いなものは他の人も嫌いだからよ。" だからなんでなのよ。 全然知らなくなった。 "わかりました。" その後、桜木の家族たちは俺をもっといじめた。 "これ持ってきなさい。" "あれ頼むわ。" その頃、俺はあそこの奴隷になったよう、頼み事を全てやった。 桜木は俺を庇うと怒られるせいかな。 それと、俺はおかしくなった。 昔の方が良かったんじゃないかなって。 戻りたいんだなって。 そのほうがマシかなって思いながら。 アラジンランプを見る回数が多くなった。 試験の日、俺は数学以外には全部5点をとった。 そのせいで、みんなに笑われた。 "そいつ、数学以外には全部5点だって。" "まじ?超ウケる。" 俺はそのとき確信した。 ここより元の世界がいいって。 ジニに頼んで戻らなきゃなんて。 俺は早速ジニを呼んだ。 "ジニ" "なんでしょうか。" "俺を元の世界に戻ってくれ" "わかりました。" また俺は黒い空間に行って元の世界の戻った。 けど、そこは残酷だった。 その世界は色彩がなくなって、みんなは互いを批判した。 "あんたのせいだろう。" "そんなわけないって。あんたが悪いのよ。" 待て、丸山はどこにいるの。 "丸山。" "そんな人いないから静かにしろうよ。" ありえない。待て。 じゃ母さんも、父さんもないのか。 俺は早速家に走り出した。 母さん。父さん。 そこには誰もいなかった。 いや。誰どころか家自体がない。 まだまだみんな喧嘩ばかりしている。 まずい。やばい。どうしよう。 俺はここはダメだっていう気がして、ジニに話した。 "俺、日本にまた行く。" "最後の願いですけどよろしいですか。" いや。こんな世界よりはどんなに怒られてもあそこがマシだろう。 "関係ない。" "わかりました。" 見なれた風景またその黒い空間。 またついたのは学校。 そこには先生と桜木があった。 "なんでなくなったの?心配したじゃん" "先生も心配したんだよ。一体どこに行ったのよ?" "ありがとうございます。心配してくれて。" "こっちがありがたいのよ。無事でよかった。" ああ。ここにきてよかった。 俺は安心してきた。 けど問題は桜木の家だった。 その家のせいだ。 俺の願いを無駄遣いさせた。 桜木のお母様をみた途端、俺は怒りを抑えられなかった。 もし。。この人々だけなかったら、もっといい願いを言ったかもしれないのに その怒りは丸山の時同じよう俺が殴り始める原動力になった。 俺は無慈悲にあのお母さんを殴った。 俺の強い力のせいか。 それとも運が良かったのか。 その人は早速倒れた。 "お母さん!" 桜木が叫んでも無駄だ。 俺を止める人なんていないから。 拳に力を込めて殴り続けた。 その時桜木が刀を持ってきた。 けどその刀は俺に何もない。 だって、俺は "殺せないんだよ。" 俺の首に刀が刺された。けど。 血も出さず俺は平気だ。 だって俺は特別だから。 それを知ったのは昔、ハチに刺された時俺はなんの痛みも感じなかったからだ。そもそも痛みがなんなのかいままでも何かよく知らない。まさにこんな時は最強だった。 桜木は俺をみて怯えながら逃げた。 気にせず殴り続けた。 何分後。警察っていう人が俺を連れて行こうとしたが、俺は完全に抵抗した。 その警察を倒して、俺は走り出した。 その時だった。 'こいつバグじゃないんすか。' 'あ、そうね。えマジかよ。こいつ殺人した。' '危険だから消しましょう。' 'はい。' その言葉が聞こえた後。 俺は死んだ。
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