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01
学校が終わってLINEを開き、ピン留めが一つ減ったことに気付く。
あぁ、もう送らなくてよくなったんだって。
お風呂から上がって勉強をして寝る前にスマホを触り、喋る相手がいないことに気付く。
あぁ、もうおやすみって言わなくてよくなったんだって。
朝起きてすぐ電話の繋がっていないスマホを開き、誰とも電話をしていなかったことに気付く。
あぁ、もう電話しなくてよくなったんだって。
何回夜を過ごしても、何回目覚めてももうそばには君はいない。
私の生活の一部は君だった。
いや、大半が君だった。
付き合う直前に行ったラーメン屋。
付き合って初めて行った洋服屋。
初めての1日デートで行った水族館。
初めて2人きりで乗った観覧車。
君が好きだった私のグレーニット。
いつもデートの帰りに寄った公園。
全てを見る度に君を思い出す。
ふと寄った香水売り場で君の付けていた香水を見付け匂いを嗅いだ私。
インスタのストーリーにいいねが来るようになって少し気分の上がった私。
別れたのに毎日必ず君のことを思い出してる私。
友達の彼氏の話を聞いたり、BeReal.やインスタでカップルの写真を見る度に心が痛くなる。
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