73人が本棚に入れています
本棚に追加
独特のタッチを持った方で、なんとなく超現実主義にも幻想的にも感じられる作品群でした。
初期の作品にはサーカスのモチーフが多くて、遠藤さまの年齢(なんと、今年七十七歳!喜寿です)から考えて、楽しいイベント、というより、少し妖しい興行、という雰囲気が滲んでいました。
母親になられると、子供や家族のモチーフが見られるようになって、生活の変化がよく分かります。
そして、段々と描かれる作品が大きくなって、ついには1500号(500号を三枚繋げてます)333.3×248.5cmを三枚です。
あまりのスケールに、部屋の大きさだよ……とまったくその場にふさわしくない感想が出るくらいでした。
数メートル後ろに下がらないと全景を見ることができません。
「彼方から」
194.0×390.9という大きさで、1500号ではありませんけど、それでもすごいスケール感でした。
天地が逆になるところはエッシャーも連想しましたね。
最初のコメントを投稿しよう!