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バチュッバチュッ…グチュッ…
卑猥な音が部屋に響き渡る。
キィさんの少しだけ乱れた息遣いが、煽情的で更なる快感がやってくる。
小刻みに突き上げられて、息を乱し、奥に深く突かれ、叩き込まれるペニスに、もっと欲しいと貪欲に、逃さないようにキィさんの腰に足を絡め、中が蠢き、腰が揺れる。
「キィ…さ…んっ」
思わず名前を呼ぶと、キィさんが僕の髪をかき分けるように前髪を優しく手で梳いて、そのまま頭を押さえつけるようにして、舌を絡めた。
「ぅあっ、んん……ぁふ、あん、待っ…てっ…」
「待たない……っ」
「ひゃ、はあっ …ぅ、…っダメ、アッんっ、んっ、イキそっ…」
「いいよ、俺もイキそ…、ユウくん、またイクところ見せて…つっ…」
「ひっ、あああっ…ぁあっ…っ」
「んっ、…はぁっ…、クッ…」
ひと際 強く打ち付けられ、僕はビクビクと身体を弾かせながら白濁を吐き出した。
全身が痙攣を起こしたその後に、ゴム超しだが、中に熱い白濁が放たれたのが分かった。
その後も時間を忘れて、何度も体位を変えて抱き合い、この日、はじめて中イキを覚えた。
何度か意識を失って、気付いたら喜一さんと繋がって、繰り返し揺さぶらていた――――…。
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