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35
『◯◯ホテルに20時に来れる?』
そうメッセージが届き『行けます』と返信をし、喜一さんに指定されたそのホテルに向かう。
毎回、喜一さんがホテル代を払ってくれてる。僕も払うと毎回言っているのに、受け取ってくれない。
だから今日は僕が喜一さんに、「ご奉仕」しようと考えながら、ホテルに向かう。
その時にはもう、気持ちを切り替えて、気持ちも喜一さんに向かっていた。
シャワーを浴びてから、ベッドに2人座ってキスを軽く交わす。
「今日は僕が、喜一さんを気持ち良くさせたいから――…」
そう言って僕は、喜一さんの胸をトンッと軽く押し、ベッドに沈め、喜一さんの上にゆっくりと跨がり、自分のバスローブの紐を解く。
そして、喜一さんのバスローブの紐を解き、前をそっと開き、素肌を晒し、割れた腹筋をそっと指で触れる。
喜一さんは楽しそうにニヤリと笑い、僕を見上げる。
「悠がリードするの?」
「そう、しても いいでしょう?」
「ふふっ、いいよ?悠の好きにして」
僕は着ていたバスローブをゆっくりと脱ぎ、ベッドの下に落とす。
僕は上体を倒し、喜一さんの身体と密着させ、チュッと軽く唇を重ねた。
そして、舌を絡ませ、深く食らい付くようなキスを交わす。
僕の頭を喜一さんが抑えて、顔を右へ、左へと向きを変えながら舌を絡ませていく。
「はぁ…ッ…喜一さ…ん、んっ」
「ン…、ふっ、悠…」
僕は唇を離し、喜一さんの顎、首へとチュッチュッと唇を落とす。
チュッと唇を肩口に押し付け、舌を這わせながら下へ移動し、そのまま乳首にたどり着きチュッとキスをし吸い付く。
反対の乳首を摘まみ、そのまま指で捏ね、撫でて刺激を与えるとツンと固くなっていく。
「ンッ…」
喜一さんは、ビクンと肩を竦めた。
「喜一さん敏感ですね。じゃあ、ここは…?」
ゆっくりと確かめるように身体中に触れ、喜一さんの弱い所を掠めるたびに、ピクリと身体を震わせる。
立てた膝の内側を舐めると、喜一さんの足の指に力が入っているのがわかった。
焦らしている訳ではないが、喜一さんの立ち上り始めたぺニスを避けながら、愛撫する。
「――悠、触って…」
焦れた喜一さんは、僕に視線を合わせながら、僕の手を取り自身のぺニスに触れさせた。
「ふふ、いいですよ?」
グニグニと揉み解すようにすれば、喜一さんの身体が跳ねた。
「ん……っ、悠、気持ち、いっ」
その甘やかでいながら艶やかな声で、もっと僕の名前を呼んで欲しい
もっと感じて欲しい
もっと僕の知らない顔を見せて欲しい
そう思いながら、勃起したペニスに舌を這わせた。
僕がされて気持ちいいと思う事を喜一さんにもしたい。
敏感な先端を執拗に舐め舌先で鈴口を突ついてまた咥える。
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