VSオオカミビト③

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VSオオカミビト③

酒場で萎えなかったのは薬のせいだったのでは? 犯されるのを人に見られて興奮するタチなのか? 前世にそんなお下劣な趣味はなかったはずが、あたりの目を意識しだすと、視線が見えない手のように、体中を這っている錯覚が。 オオカミビトだけでなく、無数の熱っぽい視線、透明な手にも犯されているようで「ああ、だ、め・・・や、や、やあ、あ、ああ、やめてえ・・・」と泣いて顔を振る。 やだやだあんあんするほど、観客が鼓動を早め体温をあげるのが、手に取るように分かる。 オオカミビトは愛撫の手つきをゆるやかなまま。 一方、視線で犯してくるヤツらは、さぞ脳内で俺をめちゃめちゃ、ぐちゃぐちゃにレイプしているのだろう。 暗闇に潜み、照らされる俺を眺めまわす、いやらしい目。 その視線から彼らの高ぶりが伝わり、肌がひりつくようで、早くもお漏らしをして、ぬちゅぬちゅ。 頬を熱くしながらも、オオカミビトのおおきな手に隠れる股間を、覗き見しようとする視線を覚えて「はあん、あ、あ、ああ・・・」と腰をくねらせた。 いいのやら、ワルイのやら。 公開獣姦なんて、犯されるほうは恐怖と嫌悪に苛まれるあまり、発狂して悲鳴をあげるだろうところ。 オオカミビトは獣じみた見た目とは裏腹に、マッサージするように触るだけ。 もちろん、それでも、ショーとして見られては屈辱的ながら、視姦されるのが、すっかり癖になったようで、お漏らしがやまない。 にしたって、スポットライトを浴びて、ひたすらヨがる俺を鑑賞するため、客は大枚をはたいたわけがあるまいし。 オオカミビトの愛撫と客の視姦であんあんジャラジャラしつつ、気づいていた。 下の口の内部が濡れて、疼くこと。 ということは・・・。 「ああ!神よ、なんということでしょう! 人が魔物に犯され、そのことを恥じずに、スポットライトを浴びて股を濡らすなど、神も真っ青な、あるまじき淫乱だ! こうなったら、とことん、この男の悪魔性を暴き立ててやりましょう! 男同士でも罪深い行為において、魔物相手に、どこまで恥知らずに肉欲に溺れるか、見届けてやろうではないですか!」 バシン!と鞭打つ音が轟き「うぐうう!」とびくりとするオオカミビト。 司会の鞭をふるタイミングも、その物言いも、どこか苛立って急かしているよう。 おそらく、はじめから突っこませ、高速強烈ピストンで揺さぶり、俺が阿鼻叫喚するざまを見せたかったのだろう。 獣姦の残虐非道さ、おどろおどろしさを演出するために。 その段取りにオオカミビトは従わなかったらしい。 虐げられる俺をすこしでも思いやり、体を労わってのこと? 「ほうら!このままでは舞台の裏でなにが起こるか分かりませんぞ!」 また、バシン!とやられて、オオカミビトは唸りながら、自らのを扱いているようだ。 うしろを覗けば、これまで突きつけられた野郎の、どれより断トツのまがまがしい巨根。 「やめ・・・!」と金切り声をあげかけて、オオカミビトがうつろな目をしているのに気づき、飲みこむ。 さっき司会が「舞台の裏」どうたらと喚いたのは、脅しなのだろう。 察しがついて、奥歯を噛みしめ身がまえる俺も、勇者には負けるとはいえ、そこそこ、お人よしなもので。 まあ、サイワイというか、フコウにというか、経験がないわけでもないし。 「案外、股は裂けないもんだから」と慰みにならない慰みを自分に聞かせつつ、ファーストインパクトに備えて待機。 が、演出どおり、強引に貫くと思ったのが、入り口をぐるぐる撫でて、むしろ焦らすように。 やんわり揺すって、少しずつ広げながら、ちゅぷちゅぷとのめりこませていって。 鞭打たれて恫喝されても、人の俺を、できるだけ痛めつけたくないのか。 なんて、胸打たれる間もなく、いいところを巨根にすりつぶされて「ひゃあ!ああ、そこお!」と先走りをステージにまき散らしてしまう。 「やあん!や、やあ、あ、あ、あん、だ、めえ!だ、ああ、らめ、ってえ・・・!」 体内で巨根に暴れられても地獄だが、キャパオーバーな肉棒を徐徐に馴染まされられるのも、蟻地獄ならぬ、官能地獄から抜けだせないようで。 あんあん腰をびくびくと先走りを噴きだすさまを、注目されていると思えば、見えない、それらの手の蹂躙でイかされそう。 オオカミビトの緩やかな挿入と視姦で射精できたなら、まだ俺が赤っ恥をかかされただけで済むところ、もちろん、鞭を持つ男が許すわけがなく。
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