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VSオオカミビト④
辛苦や屈辱そっちのけで、視姦と獣姦される倒錯極まる快感に浸ることしばし。
のぼせた頭に氷水をぶっかけるように、バシン!と。
「ああ、もう、焦らしプレイは十分ですかね!
大変、いいご趣味の紳士淑女も飽きてきたころでしょうか!?
でも、ご安心を!
このオオカミビトは、わりと躾られたものですが、所詮、血も涙もない愚かしい獣ですので!
さあ、今から、肉欲に駆られるまま、牙で肉を食いちぎり、血をすするように!
そう男を八つ裂きにするように犯すことでしょう!」
「大袈裟に煽ってハードルを上げるな!」と嘆くも、オオカミビトは高らかに喧伝されたように暴走することなく。
鞭打たれた背中の、ひりつきに歯噛みするようにしながら、むしろ腰をとどめた。
司会には反抗的に見えたらしく、さらに力をこめてバシン!
尻に当てたらしく「ぐあ!」と呻いたのに合わせて、ずん!と突きあげられ「はああん!」と涙を散らす。
そのあとも等間隔に連続鞭打ち。
バシン!と打たれるたび、オオカミビトが苦悶しつつ、なるべく俺に負担をかけないよう、踏んばっているのが伝わる。
「見も知らぬ人間のために・・・!」と涙がちょちょぎれるが、半端に振動するのが、もどかしくもあって。
いっそ、手加減なしに巨根で荒らされたい。
間を空けず、間髪いれず、ずんずんされたい。
肉欲に惑わされそうになり「あなたも落ちたものね」と前世の恋人のせせら笑いが。
久しぶりのご登場に、おかげで、すこし我に返ることができ「いや、オオカミビトがかわいそうだからな!」といっそ開き直って正当化しつつ、覚悟を決めた。
バシン!と十回以上、打たれて、さすがにもたれかかってくるオオカミビト。
俺の肩に顎を乗せて、ゼエハアするのに、小声で「俺は大丈夫だから・・・」と。
「・・・せめて、早く済ませよう」
拷問のように鞭を受けても、従わなかったのが、俺の囁きで妥協するだろうか。
一抹の不安があったものの、提案した直後、俄然、鼻息を噴いて、腰をつかみ爪を食いこませた。
中にとどめていたのを、ぬるりと入り口付近まで引き、脳天まで貫くような勢いで、ずどおん!
腰の骨が砕けんばかりの衝撃でもって、いいところを擦られて「ひゃあ、ああああ!」と白濁の雨を降らした。
ナオ金して、久しぶりに射精したような思春期レベルの量と噴きだし方。
そのことを恥ずかしがる暇なく、鼓動と呼吸が乱れまくるのに、追いうちをかける強烈巨根連続ピストン。
「ま、うあ、あ、ああ!やあ、や、あ、あ、あん、あん、ああん!く、ああ、あ、あう、あふうん!」
狂った獣に襲われ犯される、哀れで淫らな男。
司会が望んでいた有様となって「ああ、なんてことだ」「まあ、なんてことでしょう」と観客は眉をひそめつつ、ハアハアウヒヒと涎をたらし、前のめりになっているのだろう。
しずかに熱狂して注視されるのに「ら、あ、らめええ!」と相変わらず、大勢に犯される感覚がしつつ、彼らの思いどおりになるのも悔しい。
といって、どうしようもない。
オオカミビトが目の色を変え、思うがまま、腰を打ちつけるようになっても、なかなか射精せず。
一方、俺のほうは突かれるたび、ぴゅっぴゅと少量ずつ射精しているよう。
このままでは、前に絶倫勇者の犠牲となった二の舞に。
「はあ、あ、あ、ま、あ、まって・・・!だめ、だ、あ、あん、あん、ら、らめ、って・・・!」
ショーを一段落させるには、オオカミビトの下半身を抑えることが必要で、俺のイッたイかないは、べつにいい。
はずが、このまま巨根を絞めつけるのに徹し、メスイキしたくはなかった。
勇者のように。
そう、勇者にイかされても、ほかの奴には・・・。
前世で五股していたヤツが、今更、貞操観念かよ?
頑なな抵抗感を、自虐的に笑って「はあう、ああ、もう・・・」と諦めようとした。
そのとき。
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