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VS勇者・2ラウンド④
エロ美女黒魔導師に俺がなびくのではないかと、いまだ疑心暗鬼に陥って駄々をこねているのか?
だーかーら、前世の恋人に憑りつかれて、女全般には不能なんだって!
と、胸の内で訴えるも「って、勇者そんな事情知らないじゃん!」とはっとさせられる。
同時に尻の奥に指がすべって。
先走りを塗りつけられたのに「ひいいいいい!」と心の悲鳴を。
「一時の感情にまかせて、暴挙にでるな!」と拒絶したくても、舌を交えての口づけに酔わされて、胸の突起をこそがされて「ふ、はあ、あ、ああ・・・」と感度抜群に反応してしまう。
指をねじりこまれ、ゆっくりじっくりかき混ぜられても萎えずに、だらだらお漏らしして、あんあん汗ばむ太ももを震わせて。
急所を擦られて、隠しきれずに「はあん!そ、そこ、だめえ・・・!」と口づけの合間に甲高く鳴いてしまい。
上体を起こした勇者が、うつろな目をしつつ、舌なめずりをして、指でそこを狙いうちにしようとしたとき。
突然テントがとっぱらわれた。
魔法がかけられたテントは、呪文を唱えることで、手のひらサイズから、大人三人が寝られるものになる。
使用後は手のひらサイズにもどすわけで、その必要もない今、テントを回収したのは、もちろん黒魔導師。
「わたしが夜這いにきてやったてえのに、男二人でおっぱじめてんじゃないわよ!」
「せっかく飲ませた媚薬が!」と叫ぶのに「だからかあ!」と腑に落ちたものを、勇者は鬱陶しそうに一瞥しただけで、うしろをほぐすのを再開。
急所を指でいじられて「ば、あ、ばか・・・!やめ、や、あ、ああ!」と喘ぐのを抑えられず「わたしを前にして・・・なんて侮辱的な!」と逆鱗に触れる羽目に。
杖を振りおろしてきたものの、殴りつけはせず、魔法をかけたよう。
即効性はないのか、なにも起こらないのに拍子抜けする俺に、とんでもない引導を渡しやがって。
「勇者の体内の媚薬を、今、魔法で成分をかえて毒にしてやったわ!
徐徐に体は蝕まれていって、夜明けには命を落とすことになるわよ!
助かるには体から毒をすべて抜くことね!
でも、吐いても、いくら汗や尿や、ほかの体液をだしても無駄だから!
射精するしか、道はないわよ!
せいぜい男二人、醜くみっともなく、呻きもがき足掻いて、精液を絞りきるのね!」
「まあ、(ピー)のない男にできるわけないでしょうけど!」と最後に放送禁止用語をぶちまけ、足をくじいていたはずが、全速力で、この惨状から離脱。
後ろをぐじゅぐじゅされて、あんあんするばかりで、彼女を捕まえるどころか、クレームもできず。
媚薬の成分を変えたといって、まだまだ効果は健在らしく、勇者は我を失ったように発情したまま、でも、前より、苦悶した顔つきで、息苦しくしているような。
「ええい!夜明けまで、まだ時間があるといって、うだうだ考えている暇はない!」と痺れる手でどうにか、自分のを扱いて「あん、あ、あ、ああん!」と扇動的に腰をくねくね。
恥を忍んで自慰を見せつけた甲斐あって、頬に口づけていた勇者は、また股間に顔を伏せた。
俺の手を退けて、しきりに指で後ろを突きながら、そそり立ったのを下から上へ舌でねっとりと。
割れ目に舌先をぐちぐちと捻じこまれ「あ、や、はう、ん!ううん・・・!」と勇者のご尊顔にぶっかけ。
後ろめたさを覚える間もなく、先っぽを舐めながら「く・・・!」と肩をぶるりとして、精液で顔を濡らす勇者も地面にぶっかけ。
黒魔導師の口ぶりでは、一、二回噴きだしても、毒が抜けないのだろう。
もちろん、萎えもしないで、俺のへにゃりとしたのを食む食むして、気が遠くなるほど人を射精させまくって、自分も射精して。
フェラして人をイかせることで、自分もイくのが勇者の体質。
ほかにも、射精させる方法があるかもしれないが、今は試す暇がない。
ひたすら俺が股間を貪られ、精液を放ちつづければ、勇者もつられて、いつかは・・・。
と思っていたのが甘かった。
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