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第3話 年下の友達
朝目を覚ますと、隣で寝ているヒロ君の顔が目に入る。色白でまつ毛が長くて、寝顔までもが美しい。この子が女の子だったらさぞかしモテるだろう。
彼を起こさないようにそっとベッドを出る。ポットのスイッチをつけ、コーヒーの粉をコップに入れる。
「ん、みのりさん?」
ベッドの方から、まだ眠そうな声が聞こえる。
「おはよう。ヒロ君もコーヒー飲む?」
「……うん」
こりゃまだ起きないな。そんなことを思いながら、私は自分のコップにお湯を入れた。
ヒロ君は、私の通っている福祉大学の後輩だ。そして最近、夜一緒に寝ることが増えてきた。
ヒロ君は暖かくて触れていると安心する。でも、彼氏よりも一緒にいる時間が長くなってきたことが悩みだったりもする。
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