第3話 年下の友達

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「海外の人ってさ、キスうまいよね」 「そうなんですかね?」 「うん。なんて言うか、かっこいい」 私はチューハイを一口飲み、隣に座っている彼を見る。 「キス上手そうだよね」 「え?」 彼は私を見て、慌てて首を振った。 「したことないですよ」 「嘘だぁ。高校の時とか、彼女としなかった?」 「彼女なんてできたことないです」 彼はそう言い、私から目を逸らした。 「意外。モテそうなのに」 私は視線をテレビの方へ向ける。テレビでは、男女が抱き合っていた。 「ねぇ、私としてみる?」 私はテレビから視線を逸らさずに言う。 「はい?」 彼が私を見るのが分かった。 「そんなことできないです」 「どうして?」 私は彼を見る。彼の顔は、分かりやすく赤くなっていた。 「だって、そういうのって、告白して付き合ってからじゃないんですか?」 おどおどしている彼を見て、良いと思った。 「私は好きだよ。綺麗な顔をしてるし、控えめで純粋なところとか可愛いと思う」 私は彼の目を見て言った。 「君は?」 「ぼ、僕も、先輩のことキレイで素敵だと思います」 「良かった」 私はそっと、彼の頬にキスをした。そして唇を合わせる。彼の唇を甘噛みし、舌を絡ませる。キスを何度か繰り返した後、私は彼をベッドへ誘導した。
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