2人が本棚に入れています
本棚に追加
デートの時、待ち合わせはいつも私のアパートの近くのコンビニだ。彼氏は車を持っており、私を迎えに来てくれる。
「裕也さん! ごめん、待った?」
私が聞くと、裕也やさんは首を振る。
「大丈夫だよ。乗って」
私は彼の車に乗り込む。
「お願いします」
「はいよ」
裕也さんは、就職してから髪を茶色に染めている。日に当たるとオレンジっぽくなる色で、裕也さんに似合っていた。
「よく似合ってる」
裕也さんが、私の髪飾りを見て言う。
「この前会った時、裕也さんがくれたから」
私が笑うと、裕也さんも嬉しそうに笑う。
最初のコメントを投稿しよう!