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生徒会副生徒会長
~~~~
~~か~~~~」
「副会長様???どうかされましたか???」
「え、あ、すいません。すこしぼーっとしてました...。
えっと、ここをもっと具体的に直して、また生徒会棟に持ってきてください。何度もすみません。お願いしますね。」
そういいながら、口角を上げ、眉を下げながら、少し申しなささげに言う。
そしたら、ほら。
「ッ~~~~~~~~?!、はっ、はい!!!」
華奢なかんじの彼は、一瞬にして顔を赤らめ 失礼しました!!! と、耳鳴りがするくらいには大きい声でさけんで、猛ダッシュで生徒会室を出て行った。
ふう。完璧な言葉遣い、完璧な表情。なーんて、こんな事柄じゃないし、やりたくないんだけどなぁ。そんなことを考えていると、崩れてくる自分の顔を、鏡の前でこねくり回して、笑顔を作る。
こんなことをしなくちゃいけないのも、全部、あいつの、ナリのせいだ。
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