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「管理人室にパソコンがあった気がするんですけど」
「ほとんどカプリさんが操作してますからね。岩瀬さんは麻雀のゲームは出来るそうですが」
カプリが今まで岩瀬を支えていたと自負しているのなら、自分の存在を邪魔だと思っても仕方のないことかもしれない。
「人ではないと出来ない事もありますからね」
僕の心を読んだみたいに、一つ目小僧が言った。
「僕が管理人になるとしたら、ここで何をするんですか?」
「地下一階は管理人の待機場所であると共に、外から来たお客さんの対応をします」
「そう言えば、西洋のお客がどうとか」
本棚を冷静になって見ると、西洋の城や文化、ファンタジー小説やダンジョンを扱った漫画がずらりと並んでいた。
「今、西洋の妖精さん達が見学にいらっしゃってるんですよ。後ほどご紹介しますね」
「えっ、会えるんですか」
一気に期待値で胸が弾んだ。
「私達に会った時と熱量に差があるじゃない」
カプリが今にも噛みつきそうな表情を浮かべた。
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