春野菜

その三 たけのこ

実家で定番のたけのこ料理は、煮物。
身欠き鰊とたけのこの煮物だ。
元々は、山椒が入ってるけど好みがあるので、母は、抜いて煮ていた。

これに関しては、いまだに母の味が越えられない。
お酒のアテにもいいから、実家には普通に常備されていた。
水煮のたけのこでも作れるけど、一から下ごしらえした国産のたけのこなら後味もいい。
この辺も好みなんだけど。
身欠き鰊の下ごしらえがちょっとだけ面倒だけどエラとか邪魔だし脂が気になるから
下ごしらえは欠かせない。
そうしたらあとはかんたんだよ。
食べやすく切ったたけのこと身欠き鰊を鍋に入れて、昆布だしをひたひた。
酒、砂糖を加えて火にかける。
煮立ったらアクとって、落し蓋して弱火でコトコト。
山椒の実を10粒ほどこの時入れると母の故郷の母の親戚の方面の風味になるそう。
同じ県内でも違うんだなと思う。
10分位したら、醤油少し加えてコトコト。
煮汁がなくなりだしたら仕上げに醤油さらに加えて、全体的に絡めて完成なんだけど
一晩置いたらさらにおいしいの。
これで食事のおかずの一つとしても良いけど、ひとくち食べたら日本酒キュッ♥も素敵。