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「ああ、お腹すいた」  仕事から帰った私は冷蔵庫を開けてみる。  ほとんど何もなかった。肉が少し残っているだけだ。これで我慢するしかない。  ベッドに寝ている彼を見てみる。  骨ばかりになって残っているのは内臓系だけだ。私は内臓系はどうも苦手だ。大好きな友人にでもあげるとしよう。  どこかでまた美味しいお肉を調達してこなければ。  そういえば最近通い始めたジムに若くていい男がいた。程よく鍛えられて引き締まった筋肉。焼いて食べるところを想像しただけで体の芯が疼いてくる。  あの男を口説き落とすことができるだろうか。  頭の中でプランを考えるだけでさらに私の体は熱く燃えたぎるのだった。               THE END
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