なにかが消えた

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「貴方を消してごめんね。」 そう君が謝る声が聞こえた。僕は大丈夫と言ったが実際は大丈夫じゃない。 君は泣きながら言った。 「貴方を消しゴムで消してごめんね…!」 そう僕は絵の中の登場人物だったのだ。 だが、途中君が飽きて、僕を消すまでは、 君は、消した僕の後をみて、 「本当に消してごめんね」 と泣きながら呟いた。 大丈夫なのに、僕はそう思った、 君に喋りかけることはできないが、 それからも君は泣き続けた。僕を消しながら、 「本当に、ごめん」 と泣きながら、
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