2人が本棚に入れています
本棚に追加
彼はプレハブの前に車を停め、私のシートベルトのボタンを押す。
「狭いから気をつけてね」
私は彼に促されるまま中に入り、靴を脱いだ。
「ラブホ初めて?」
「はい」
私はソファーに腰を下ろし、少し濡れた髪を撫でる。彼のシャワーの音を聞く度、私の鼓動は早くなった。
シャワーの音が止まり、翔太さんの歩く音が近くなる。
「めっちゃ緊張してるじゃん」
翔太さんは私の隣に座り、微笑んだ。笑うと細く垂れる丸い目にドキッとしてしまう。
翔太さんは私のおでこに掛かった髪を撫で、唇を近づけた。顔が熱くなり、涙が出そうになるのを必死に耐えた。翔太さんの唇はおでこから鼻に移り、目を閉じてそっとキスをした。
「ベッド行こっか」
翔太さんが耳元で囁き、私は頷いた。
私の肩に手を添え、何度も唇を重ねる。彼の手が方から下がり、優しく胸を撫でる。私は、彼に身を委ねた。
最初のコメントを投稿しよう!