待ち合わせ

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 彼はプレハブの前に車を停め、私のシートベルトのボタンを押す。 「狭いから気をつけてね」  私は彼に促されるまま中に入り、靴を脱いだ。 「ラブホ初めて?」 「はい」  私はソファーに腰を下ろし、少し濡れた髪を撫でる。彼のシャワーの音を聞く度、私の鼓動は早くなった。  シャワーの音が止まり、翔太さんの歩く音が近くなる。 「めっちゃ緊張してるじゃん」  翔太さんは私の隣に座り、微笑んだ。笑うと細く垂れる丸い目にドキッとしてしまう。  翔太さんは私のおでこに掛かった髪を撫で、唇を近づけた。顔が熱くなり、涙が出そうになるのを必死に耐えた。翔太さんの唇はおでこから鼻に移り、目を閉じてそっとキスをした。 「ベッド行こっか」  翔太さんが耳元で囁き、私は頷いた。  私の肩に手を添え、何度も唇を重ねる。彼の手が方から下がり、優しく胸を撫でる。私は、彼に身を委ねた。
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