三面鏡

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三面鏡

ある日、歴史的建造物の持ち主の石蔵を見学しに行った。 その人とは、遠い親戚関係で、 初めて会う。 商いをしていたが、今は止めて隠居している。 「何でも欲しいものが有ったらやるよ。」 たまたま見た三面鏡をもらった。 かなり古くて大きい。 しかし、自分の軽ワゴン車に寝かせれば積めた。 「叔父さん、どうもありがとう。」 叔父さんは、ニコニコしながらこう言った。 「色々面白い事があるけど、誰にも言うなよ。俺はもうすぐあの世に行くからな。自分で対処しろよ。」 なんの事やらよく理解しないまま家に帰った。 一人暮らしの家に帰り 三面鏡を設置する。
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