山本五十六

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山本五十六

ブーゲンビル島の 山本五十六海軍大将の乗っていた、一式陸上攻撃機の 墜落現場を見てきた。 山本大将は 機上戦死では無く 未だ生きていた。 座席に座っていた。 呼吸は荒かったが 外見的には怪我をしていない。近くに、血だらけの士官が倒れていた。 パイロットは黒焦げだが 墜落と言うよりは 不時着に近い感じがした。 上手くジャングルに 失速に近い胴体着陸。 故に、生存者がいた感じ。 若い一人のパイロットが 現場から 味方のブインの飛行場の方向に 血だらけの身体で 数百メートル這っていき亡くなって居た。 ヘリコプターで吊り上げて 素早く救助したら 助かったかもしれないが、 現状では無理だと思った。 史実では、 救助隊が コンパスの不思議な故障[針がぐるぐる回る]やジャングルの為に 方向を見失って 翌日までかかり 手遅れだったとなっている。 しかし、現地人がいち早く 墜落現場を特定して 近くに居た陸軍の小隊に報告している。陸軍の小隊は、 足の早い現地人を見失って 翌日の発見になったと言っている。 墜落現場の上空を ブインの零戦やショートランドの零式観測水上機が 交替で旋回して 救助隊を案内して居たのに たどり着けない。 何となく、意図的に 見殺しにした様な感じがする。 山本大将は、声をかけても 返事が無く 荒い呼吸をして眼を閉じたまま。 スマホで撮影して現場を立ち去る。近くに倒れていた 側近の士官は血だらけだが まだ息があった。しかし話しかけても返事がなかった。 自分が医者だったらな、 と思った。
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