シンガポール

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室蘭出身の元日本陸軍憲兵曹長の人から聞いた話。 米英の捕虜達を シンガポールのセレター軍港で 日本海軍の輸送用潜水艦に 日本の他の占領地の捕虜収容所に 移動する名目で 乗せられるだけ乗せて かなり沖合いで浮上して、 煙草休憩として 全員をハッチから甲板に上げて 素早く水兵が ハッチを閉めて 急速潜航をする。 そのままセレター軍港に引き返して同じ事を繰り返す。 終戦後に、関係者は 戦犯になっていない。 だから、曹長も無事に帰国者になっている。 日本兵の捕虜も、 オーストラリア軍や英軍に捕まったニューギニア関係の人達は その場で殺されている。 米軍の海兵隊は、日本兵の捕虜を皆殺しにしている。 米陸軍の捕虜は生きていた。 海上を漂流中の日本のパイロットも撃ち殺された。特に、特攻隊員は確実に殺られる。 特攻隊に対する恐怖と憎しみ。 ニューギニア関係は 日本兵の人肉食に対する報復と差別。 しかし、ガダルカナル、ビルマのインパールやコヒマ、フィリピンのレイテ島、グアム島等は 日本人同士の共喰いがメインになっている。 飢えに人間は弱い。
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