ニセコアンヌプリ

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ニセコアンヌプリ

倶知安町の風土館に ニセコアンヌプリの中腹の沢で見つかった 零戦三ニ型の片翼が 回収されて展示してある。 他の部品は未発見。 その当時に行ってみた。 ニセコアンヌプリの山頂に 冬の風雪を利用した研究施設が有った。 飛行機を飛行状態に設置して 翼の着氷状態を見る。 山頂に、 二一型戦闘機の翼端を改造して 三ニ型にした試作機が設置されていた。 エンジンは無く モーターが付いていて プロペラを回す。 終戦から直ぐに 地元の中学生が手伝って 零戦三ニ型試作機を 山頂から沢に滑り落とした。 急斜面なので 機体は、途中で 翼が胴体から千切れて 沢の途中に引っかかる。 何となく場所がわったので 現代に戻り 土砂に埋もれている 他の部品を 金属探知機で探す。 ヒグマが多いので、ハンターの掩護が必要だ。 人間を恐れないヒグマが増えているので 鈴やスプレーでは役に立た無い。 最低でも、ハンティングナイフが必要。 ライフル弾でも 頭に命中した弾は 硬い頭蓋骨により 跳ね返す。 立ち上がった時に 心臓に命中させても 直ぐには死なない。 逆襲される。 ボルトアクションライフルでは もたもたしていると 一発しか撃てないので 友人達は ブローニングBARのオートライフルか ホーワのM1カービンを持って行く。 カービンの弾は小さいので 威力は低いが 取り回しが軽いので 突然のヒグマとの遭遇に良い。 百発位撃ち込まないっと 危ないんだよ。 と友人達は言っていた。 散弾銃でも 一発弾のスラッグ弾を発射できる ベレッタのオートマチックを使うと行っていた。 ハーフライフリングの銃身の弾道性能が良いが 規制が厳しくなってきて 困ったと言っていた。 普通の散弾銃では。射程距離が短いから。 しかし、ヒグマとの遭遇は、 突然の近距離が多いので そうでも無い。 北海道の旧日本軍陣地跡は 山の中に多いので ヒグマの縄張りが多い。 日本軍の秘密の洞窟格納庫には 江別で作っていた 木製の戦闘機が有るらしい。 疾風、紫電改。 友人は、旧日本軍の戦車改造牽引車や改造ブルドーザーを探していた。 中央バスで使っていたスクラップの様だ。 米軍払い下げのダッジウエポンキャリアー改造ブルドーザーは見たことが有る。 ボンネットに星のマークと 英語で USARMYという文字が 薄く残っていた。 Jeepの様に折り畳める フロントウインドウは 溶接してあった。 屋根は無く、オープンだった。
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