VSオデル③

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VSオデル④ ただでさえ、後ろの口に、生の男根を飲みこまされるのは恐怖なのだ。 いくら回数を重ねても。 ましてや、ほとんど、ほぐされず、俺の頭サイズの巨根を押しつけられては、生きた心地がしない。 器官が修復不可能に傷つけられ、排便できなくなるのでは・・・。 「はうあ、あああああ!」 戦々恐々としたわりに、ぬるりつるりと巨根が滑りこんできて。 槍でぶっ刺されたような衝撃がありながら、身の内は粘着質な液体に満たされ、巨根をまるまる飲みこんでも、痛くないし、破れていないし、流血していないし、圧迫もないし。 のっけから射精したほど「あう、ああ、おっき・・・」とただただ快感に震えて。 キャパオーバーなサイズが、慣らしてもなく、どうして、すんなり丸丸収まったのか。 どうして、どうして、と目を回しながらも「これは夢」と自覚する意識がまだあって、はっとする。 白魔導師が云っていたじゃないか。 悪夢で魔物に犯されると、非日常的快感を与えられつづけ、癖になってしまうと。 そもそも悪夢を見せる目的は、魔物が人を堕落させ、自分たちの仲間にすること。 といって、甘く囁きかけ、言葉巧みに揺さぶるなど、たんに誘惑するだけではダメ。 どれだけ魔に惹かれても、人は人を辞めるのをためらうから。 神につくられし体を変貌させ、授けられた魂をケガすなんて・・・と。 そんなハードルが高い人間卒業を手伝うのが悪夢なわけ。 ほんらい、魔物との性行為は神が許すまじ禁忌的な、また生理的にも受けつけないもの。 はずが、もし愛する人とのセックスより、はるかに上回る快楽を堪能してしまったら。 悪夢の虜になって、魔物とのセックスに中毒のようになったら。 ついには夢の中でも抵抗しなくなり、自分から「ああん、もっと犯してえ!」と求めてしまったら。 そうして「神に許されなくてもいい!」とやけにさせるまで、追いつめるのが魔物の手だ。 とことん罪深いことをさせつつ、とことん肉欲を満たしてやるのが肝。 つまり、この夢では、凶悪な人食いオデルに、どんな無理難題なセックスを強いられようと、俺はあんあん股と後ろの口を濡らしてしまうという。 「おお、よいぞ、よいぞ、わしの息子が歓喜に震えておる。 男にして、なんたる一級の名器を持ち、これまで、さぞかし人も魔物も、多くのオスどもに愛でられてきたのだろう。 さほどに淫乱な者となると、これから食う相手というに、むしろ、わしのほうが品定めされるようだ。 よかろう、今までのオスどもに負けぬよう、わしの自慢の息子でいくらでも満足させてやる!」 「ああ、あ、あん、あん、だ、だめえ!ずっ、とお、イって、ふにゃ、あ、は、はうん!や、や、やあ、ああう!」 痛み、摩擦、衝撃、不快感、圧迫感、違和感、すべてが快感に変換。 俺丸ごと、勃起して濡れた性器になったよう。 触られ撫でられ揺さぶられ、爪を立てられ、固い腹で尻を叩かれ、なにをされても、あんあん射精してしまう。 このままの勢いでは、あっという間に精液が尽きそう。 いや、悪夢だから無限に射精させられるのか? ぞっとして、つい腹を力ませたのに「う、ぐう・・・!」と奥に噴射された。 俺の頭サイズの巨根とあって、量がすさまじく、腸から胃まで逆流しそう。 本当なら吐き気がするところ。 なにせタチのわるい夢だから、生温かい精液が腹にぱんぱんな感覚も、後ろの口からぼたぼた滴る感覚にも「ふああん・・・」とだらしなくお漏らし。 オデルの精液を後ろの口で飲んでヨがるなんて、不本意極まりなかったが、ほっと一息。 魔物に都合のいい悪夢といって、射精しない巨根に延延掘られることはなさそうと知れたから。 ただ、まだ体内にとどまる、その膨らみ具合が変わらないのは勘弁してほしいが。 おまけに、入れたまま俺を鉄格子に押しつけて。 鉄格子に頬をつけて立つのを、真下から突きあげようとして「おい!」と止められた。 「食うより食わせるのに酔いしれおって、さっき約束したのを忘れたのか? そそぎこんだら、交代だというに、譲ってやったのだぞ。 がばがばになる前に、この小さな体のなかの至極の名器に、わしの息子を絞めつけさせんかい。 これ以上、待たせたら、そやつを掘るお前の尻を掘りつしくてやるぞ」 「といっても、この名器が甘えん坊でなあ。 わしの息子に吸いついて、もっと飲みたいて強請るようにグネグネしておってのう。 とはいえ、お前に掘られながら、掘るのはスキでないし。 はあ・・・しかたない。 わしが持ちあげてやるから、広げた足の間に思う存分、突きたててやれ。 ほったらかしにしてあった、濡れそぼった股は、わしがオイシクいただこう」 話すオデルが、かすかに体を揺らすのにも「あ、あ、やあ、あうん・・・」とびくびく。 すこしの間でも待たされるのが、じれったくて、やだやだあんあん腰をくねらせれば「まったく、堪え性がない」と嘲笑われ、指で背中を撫でられた。 ついでに、巨根を抜かれて「ひゃああっ」と射精。 腰が抜けたようになり、屈みこんで鉄格子にすがりつくも、すぐに体をひっくり返され、脇腹をつかまれて、よいしょと。
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