VS女王⑤

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VS女王⑤

女王さまが俺の尻を舐めていらっしゃる! あらためて状況把握したなら、火がでそうに顔を熱くし「女王さまあ!ああ、それは・・・!」とじたばたするも、ままならず。 女王を突きとばしたり、蹴ったりできないし、もとより腰の力は抜けていくばかりだし、手すりに股がきつく食いこんで「ああん」と鳴いてしまうし。 すこしでも舐めにくくさせようと、下半身を揺らすも、尻の割れ目に舌をもぐりこませ、奥にある入り口をべろーり。 不本意にも慣らされた体は「はうあ・・・!」と悦んでしまうも、相手が相手だ。 女王にケツの穴を舐められるなんて、今すぐ死にたいやら、興奮して鼻血がでそうやら、ごちゃ混ぜの恥ずかしさに身を裂かれるよう。 いっそ不敬罪で首をはねてくれたほうがマシと思える、むごい仕打ちだったが、そこを唾液まみれにしただけで後退。 また尻を全体的を舐めだして、代わりに指を割れ目に差しこみ、唾液のぬめりに滑るまま侵入。 舌の侵入にかまえていたから、意表をつかれたのに体を跳ねてしまい、手すりにぐちゅりとして「ひゃあん!」。 「あ、ああ、じょ、じょお、さまあ・・・!お、やめ、あ、あ、はう、おやめ、を、うあ、ああ!」 隅隅まで尻をぺろぺろ、手のひらでもみもみしながら、おそらく両手の人差し指でぬっちゃぬちゃ。 ひたすら、ほじくるのに、びくびくさせられ、濡らした股を手すりにぬちょぬちょ擦りつけて。 指が弱点をかすめて「はうん、そこ、やあ、おや、めをお!」とばればれの反応をするも、案外、どエス女王さまは放置。 逆にわざと指を当たらせず、ほぐすことに没頭しているのか。 イけそうでイけなく、手すりでシコシコするざまを、冷笑して眺めているのか。 なににしろ、長く緩やかに快感を与えられたまま焦らされては、体力が持たなく、手すりに跨りつつ、ぐったりとソファに倒れこむ。 息も絶え絶えに「あ、ああ、あう、はあ、はあん」とソファにしがみつき鳴くことしばし「尻の赤みが引いてきたな」と指が抜かれた。 といって、幕が引かれるわけがなく、尻から顔をあげた女王は、俺の体をひっくり返して座らせ、あらためて向きあうことに。 はじめて会ったときから変わらず、無感情に観察するような目つき。 近くで見ると、大柄な甲冑姿の兵士が佇んでいるかのような迫力があり、怯えながらも、濡れた奥底をむずむずさせたり。 どちらかというど、加虐性愛な質のはずが「ほら、足を広げて私にすべて見せるようにしさい」との命令に「はああ・・・」と胸を打ちふるわせて従う。 自らスカートをめくりあげ、股間を晒しながら、顔を火照らせて伏目に。 「かまととぶりおって」とばかり、女王の嘲り。 「剥きだしにしているのと変わらず、いや、それより、なんと卑しく、濡らした下着を透けさせておるのだ? ここまで恥ずかしげなく、お漏らしをしっぱなしなんぞ、赤ん坊にも笑われるほど、だらしない体をしておるな。 いや、神のつくりし人の子たるもの、生まれながらに淫乱ではなかろう。 よほど、みだらな享楽にふけって、すぐに股を濡らすような、節操ない体にさせられたか。 勇者の伝説の剣なしには生きられない身になってしまったのか?」 女王も下ネタを云うのか!?と驚くも、笑えないし、反応も返答もできない。 この質問については、さっきのように流れで応えるわけにいかないだろう。 プライベートだろうと、女王の命令を聞かないことはあるまじき。 ただで済まないだろうと覚悟したものを「まあ、いい」とあっさり諦めて、ただ、曰く「体に聞いてみよう」と。 そりゃあ、聞き捨てならないで、見あげれば、女王の手にはリアルな男根が。 形状、質感、色合いが酷似し、生々しく筋張ってぴくんぴくんと痙攣まで。 姿造りよろしく、切りおとしたばかりの、新鮮なもののよう。 「オトメルの近海には、ここでしか取れぬ、特質な海藻があってな。 それで作ったもの、オトメルの財政を支える裏の功労者といえる名産だ。 これの具合がよすぎるというので、女は旦那や恋人を捨ててしまうそうな。 噂では、男もひそかに愛用して、一度、使ったからには、もう女を抱けなくなるそうだぞ。 せっかく勇者一行が我が国に足を運んでくれたのだしな。 表ざたにできない、とっておきの国の名産を、そなたに、とくと味あわせてやろう」 「勇者の男根はこれくらいか?」と聞かれて、一瞬、思い起こそうとして、頭を振る。 油断すると、すぐに女王の口車にのせられ、白状してしまう。 そのことを肝に銘じて、奥歯を噛みしめるも、女王は問いつめてこないで、俺のにコックリングをつけてから、尻に模擬男根を当てて。
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