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隣人
八幡 雫
「いや、そうではなくて。
今のお話、盗み聞きする
つもりはなかったんですが…
ちょっと、その…聞いてしまいまして…
僕の部屋、ホームシアターありますよ。」
なぬ…!?
私
鈴崎 美音
「そ、それは…本当ですかっ!」
八幡さんは、頷いた。
隣人
八幡 雫
「はい、こんなところで
嘘ついても仕方ないではないですか。
良ければ、好きなDVD持ってきて
僕の部屋で…映画、観ませんか?」
ずっと、大画面で
観たかった映画があるけど…
ど、どうしよう…
私
鈴崎 美音
「いや、でも…ご迷惑じゃないですか?」
八幡さんは、柔らかく優しい笑みで微笑む。
隣人
八幡 雫
「いえ…そんなことありませんよ。
僕、映画鑑賞が趣味ですし…
学生さんが観る映画に、興味があるんです。」
…
私
鈴崎 美音
「わ、分かりました…
じゃあ…今から、DVD持って
そちらにうかがいますけど
本当に良いんですね?」
八幡さんは頷く。
隣人
八幡 雫
「はい、もちろん…ポップコーンと
チュロスの用意して、待ってます。」
わあ!チュロスっ…よ、よし…私は頷き
八幡さんも、頷き返してくれて…
彼は先に部屋に戻っていった。
よし!じゃあ、さっそく…
なんのDVDを持っていこうかなあ♪
やっぱり、特殊メイクアーティストの定番
ゾンビメイクをじっくり観察するためのゾンビ映画か
それとも、モンスターメイクを
観察するためのモンスターパニックものか…
ん~悩む~っ!
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