結ばれる想い

2/8
前へ
/126ページ
次へ
その後、皆が雑談しているうしろで、恵真はこっそりこずえにメッセージを送る。 『こずえちゃん、お疲れ様!今日の勤務は何時上がり?』 するとすぐに返事が来た。 『恵真、お疲れー。今日は朝から飛んでたから、もう上がりだよ。今、更衣室で着替えてる』 『そうなんだ!良かったら5階のカフェでお茶でも飲まない?』 『いいねー!行く行く』 『じゃあ、待ってるね』 恵真は、ふふっと笑ってスマートフォンをしまう。 (ラッキーだなー。やっぱり恋の神様が味方してくれてるのかな?) そして伊沢に声をかけた。 「伊沢くん。このあと5階のカフェでお茶しない?」 「いいけど。お邪魔じゃないの?佐倉さんと二人で行ったら?」 「いいのいいの。あ、先に行っててくれる?あとですぐ追いかけるから」 「へ?ああ、うん。分かった」 「それと、これも持って行ってくれない?」 「ん?何これ」 「いいから。あとでね」 首をかしげる伊沢に強引に小さな手提げのペーパーバックを渡し、恵真は大和に、そろそろ行きましょうと声をかける。 「そうだな。それじゃあ、俺達はこの辺で」 「ああ。今日はありがとう。気をつけて帰れよ」 失礼しますと、恵真と伊沢もお辞儀をして部屋を出る。 「じゃあね、伊沢くん」 「え?ああ、うん。じゃあ先に行くね」 「うん。お疲れ様!」 恵真は笑顔で伊沢に手を振った。

最初のコメントを投稿しよう!

1081人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>