元始、女性は狩人であった

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彼から突然の別れ話。 「好きな人できた。」 そんなのってあり?私は大人ぶって「わかった。いいわ。別れましょう。」背中が痛いほど身体が小刻みに震えているのがわかる。どうやって家に帰ったかもわからない。ベッドに倒れ込むと、泣いた。泣いた。(私がどれほど好きだったか彼は知らない。)惨めでも足にしがみついて泣けばよかった。泣いた。  気がつくと私は眠っていた。腫れた目とアイシャドーが崩れてたぬきの様な顔。恥ずかしくって思わず笑った。私は笑いながら「世の中、男は一人じゃない。もっと綺麗になって、もっと素敵な男性を捕まえてやるっつうの。その前に、腹が減っては戦ができぬ。お腹空いた。今日はスイーツもつけちゃお。女は切り替えが早いのだ。男狩りに行くぞ。」
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