店長は雌になりました

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「何泣いてんだよ…」 煙草を指に挟みベッドに手をついて唇を重ねてやる。するとふにゃっと笑みを浮かべ、幸せそうに寝始めた。また煙草を咥えてライターで火を付け、頭を撫でてやっていれば幸せそうに寝息を立てている。 煙草も吸い終わり、灰皿で火を消してまだ眠る淳平を見下ろす。こんな男のどこに惚れたんだ?口悪くて抱き心地も良くないだろうし、年上のおっさんだろうに… 「物好きめ」 ふっと笑みがこぼれ、また煙草を咥えて火を付けキッチンへ向かい冷蔵庫を開けて中を見てみる。あまり物は入っておらず、つまみ程度のハムとチーズしか無かったが米はあったので炊いてそれで炒飯を作ってやる。 「いつ起きるかわかんねーしな」 皿に盛り付けてラップをかけ、煙草も吸い終わってから自分の分を食べて皿を洗っていればいきなり背後から抱きしめられ皿を落とすところだった。 「おはようございます…」 「早く飯食え…冷めてるけどな」 「真尋さん…約束…覚えてますか…?」 「覚えてる。だから飯食え駄犬が」 俺が言えば大人しく離れて椅子に座り、炒飯食べ始めたが目を輝かせている。冷めて美味しくないだろうに、嬉しそうに次から次へと口へ運ぶ。 食べ終わってから手を合わせてご馳走様でしたと言い終わるとチラと俺を見てくる。俺が手を出すと皿を運んできたので、それも洗い終わってから一緒に寝室へと戻った。
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