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他の侍女達も出て行って2人きりになった途端、アンドレとヘルミネは唇を深く重ねた。何分も経ってから2人が顔を離した時には、アンドレの唇に口紅がべったりと付き、口の周りが唾液でべとべとになっていた。ヘルミネはハンカチで自分と彼の口を拭い、またキスをした。
「せっかく拭いたのにまた口紅が付いちゃうよ」
「心配ご無用、もうさっきのキスで口紅は全部落ちちゃったわ」
「じゃあ、もっとキスできるね」
アンドレはヘルミネの唇を舐めまわし、舌を割り入れた。右手はヘルミネのスカートの中をまさぐっている。
「あん……抱いて……」
「悪い子だね……もうぐしょぐしょだよ」
ニヤリとしたアンドレは、トラウザーズの前を寛げ、いきり立った陰茎を取り出し、ヘルミネのドロワーズをずらして一気に貫いた。
「はぁん! 激しっ!」
「んっ! んっ! んっ! んっ!」
「そこっ! もっと奥!」
アンドレはヘルミネの片足を肩に乗せて陰茎を奥へ奥へと差し込んだ。
「あああん! あああっ!」
ヘルミネの膣が痙攣すると同時にアンドレ自身も中ではじけ、すぐに萎えて膣からずるりと抜けた。ヘルミネはそれをすかさず掴んで扱きだしたが、いくら扱いても萎えたままだった。
「止めて。今日はもうできないよ」
「ねえ、アンドレ。もっと抱いて? 最近、セックスがおざなりだわ」
「ごめん、疲れているんだ。それにいくら何でも昼間から裸になって堂々と王妃様を抱く訳にいかないだろう?」
「何言ってるの? 今更だわ。私を愛してる?」
「もちろんだよ。さあ、服を整えよう。誰か来たらまずいよ」
「今更よ。皆、私達の喘ぎ声を聞いたわよ」
「それでもだよ。声だけだったら最後までしてるかどうかわからないだろう?」
ヘルミネはアンドレの言葉を詭弁と感じつつも、弁の立つアンドレに対抗できる程雄弁でない上、アンドレの寵愛を損なうのを恐れてそれ以上反論しなかった。
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