滅法野郎

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5年後に罷り通る話を5年後に費やしてもつまらない。5年越しの思いが成就したとかだろうが、紅月はそんなものを捉え、斬りはしない。「あなたは本当に未来人ではないのか?レフィル…。」5年経ち、5年前に遡る未来人のことだ。それを思ったか。顔中を紅潮させ、ヘロナー早乙女は至って冷静であった。「興味が湧かないからだろう。好きこそものの上手なれ。と言うしな。あっははっ!歩冠も観光地化している。本物の戦場では、未来人も宇宙人も偉人も現代人も関係ない…。」俺は物悲しくなり、夜霧を抜いた。いつもの癖で超神速で引き抜いたが為、辺りが金色に染まってしまった。「あっははっ!レフィル…あなたは強過ぎる。バイヤー、転売ヤー、ディーラーから愛されているよ。」金色に染まってしまった街並みは覚め、土留黄色に腐ってしまった。「O4=オゾンホール。僕は歩冠を諦めないよ。」ヒルレン伊藤は喜んでいた。「O3=オゾン層。としないと、オゾンホールを大事には出來ないだろ?」ヘロナー早乙女は矛先をヒルレン伊藤に向けた。「大事にする訳ないだろ?馬鹿な…。」ヒルレン伊藤は顔中を紅潮させた。俺は水掛け論に倦み、二人共を斬り捨てたがっていたのだった。
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