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未開の地には既に人が居り、訳知り顔を窺わせる。逆も然りだが、もちろん訳知り顔なのは超古参か新参者かではある。「俺ならそうだろ?あっははっ!二人して担いでんな?」俺は陽気だった。序でにおしくら饅頭の先に押した方がどうとか考えてしまう。「あぁ…覇魔巣に行ったことない方でしょう。あなたより凄い人間は五萬といますよ。」ヒルレン伊藤は冷ややかだった。「あっははっ!映像技術が進化していて、とてもあなたの様な自由な剣を欲していない。と言う意味ですよ。歩冠を治しては欲しいですがね。」ヘロナー早乙女は苦笑いと高笑いを同時に行った。「モーションキャプチャーなり、全身タイツのフルフェイス同然のエアスキン、まぁライトスキンを義務付けてますがね。キチ○イも御座れです。」ヒルレン伊藤はこれもまた冷ややかだった。「その後、集約し、理想の剣士像が爆誕します。あっははっ!レフィル…あなたはそれらを打つけられ捲るでしょう。」ヘロナー早乙女は覚悟に至りて笑んだ。「侍は侍…悔いはないのだろう?」俺の問いに関して、二人は酷く上の空だった。
-完-
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