2人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
1日目
3月のある日のことである。
春のお出かけ先へと選んだのは中国地方最大のジャンクション岡山。
山陽路、山陰路、そして四国路と、日本有数の乗り換え駅として馳せる岡山駅は、朝から多くの観光客で賑わいをみせています。
あとから知りましたが、当日は岡山城や後楽園の無料公開日だったそうで、より多くの人が集まっていたよう。
そんななか、重厚なディーゼルカーに乗って向かったのは総社駅。
文字通り、岡山こと備中の総社があった街です。
が、今回お目当ては総社のパン!
岡山はパン好き県としても有名で、なかでも総社市は街をあげてのパン祭り状態。駅前でお昼とおやつを購入し、乗ったタクシーもパン祭りです。
さて、駅から10分程度。岡山観光ガイドブックに必ず出てくる五重塔は、備中国分寺です。
奈良時代、聖武天皇の命により、全国に建立された国分寺の一つで、近くには国分尼寺もありました(こちらは廃寺となっています)
今ある建物は江戸時代のものですが、立派な五重塔は岡山県唯一の重要文化財に指定されており、岡山の街を長年見守ってきた生き証人です。
お寺の周りは花畑になっていて、四季折々の花々がお寺を包んでくれるみたい。
そんな備中国分寺から少し歩くと、小高い丘が。
こうもり塚古墳です。
上から見ると前方後円墳になっているそうで、中に入って、石棺まで見学できます。
古墳の横に国分寺と、古来から、ここは重要地点とされていたようです。
最初のコメントを投稿しよう!