『笑う男』の世界冒険ガイド

1. 魅力的なキャラクター紹介

グワンプラン
　幼い頃、人買いに買われ、ショー用に口を裂かれ、常に笑っているような顔にされてしまいます。
街の人達から恐れられていて、内に秘めた悲しみに気付く人は誰もいません。
終盤の貴族に向けた演説が熱いです。
「貧しい人の声、飢えた人の声、声なき声に耳を傾けないと、上にいながら魂が腐ってしまいますよ」

デア
　4歳のときに猛吹雪に遭い、母親を亡くし、自身も視力を失います。そのときにグワンプランと出会い、良心的な興行師　ウルシュスの元に身を寄せ、
グワンプランと共に成長します。　デアは見えない光を発していて、ショーの会場をも満たすほど。悲しそうな顔をしていますが、とても綺麗だそうです。
魂で物を視ます。

バルキルフェドロ
　サディスティックな三重スパイ。　アン王妃、その妹(姉?)のジョシアナ侯爵、その婚約者デイヴィットに仕えています。
策略家で、権力者にファーストネームで呼ばれたら第一目標達成、という人です。スパイゆえに暗闇と共に行動し、光で照らされるのが嫌い。傷口から秘密を全部吸い出したら離してやるよ、という感じの、吸血鬼のような男です。
今のターゲットはジョシアナ。　しかし、彼女を好きな気持ちにバルキルフェドロ自身も気付いていません。

ジョジアナ侯爵
　デイヴィッド・ディリー・ムーア卿の婚約者ではありますが好きではありません。グワンプランの大ファンで、その気持ちを利用してバルキルフェドロに罠にはめられます。グワンプランとは彼が連れてこられたお城で出会います。
眠っているときは妖精やヴィーナスに見えますが、起きると肉食系の中二病女子です。「私は深淵のイヴなのよ」という発言が面白い強烈なキャラクターです。