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可愛い君が好きだった。
小さくて弱っちいのに凛とした姿勢を崩さず気丈に振る舞う君を見る時間は至福だ。
君の写真を待ち受けにして、ふとした瞬間に見るのが好きで。君のいろんな表現、姿を私はスマホに集めた。君はいつだって私の癒しだ。
ただ、ごめん。
私は君が好き。君を待ち受けに収めておきたい。しかし、それはもうできない。
だって、友人に君を待ち受けにする私をキモがられてしまったから。私が生きる世が二次元であったならば、私の文一つで君を待ち受けにする自分を受け入れてもらえただろう。
現実に生きる私は私を守るために君を消す。
ーー虚しくて、悲しくて。
消した後に設定するのは青い花。せめて、君の瞳の色を画面に残させて。
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