第1章 導き

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恋をしたいと思う事が無い訳じゃなく、好きな女性のタイプも無い訳がない。 ただ、過去にそういった出会いが無いだけだ。 そんな自分を追い詰めるのが嫌になり、俺はテレビを消した。 ......刻一刻と空の暗さが増してきた。 それは同時に明日に近付いているという事だ。 正直に言うと、俺の心の奥底ではあの紙に書かれていた内容が気になって仕方なかった。 しかし流石に自ら守護森に行く気なんてさらさら無い。 俺は念の為、明日はずっと家にいる事を心に決めた。
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