第1章 導き

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「あがっつぼ!!」 急激な痛みに、俺は自分でも訳の分からない声を発し、日曜日の朝を迎えた。 床との距離が異様に近く、左手首に激痛が走った。 ......どうやら、寝ている最中に俺はベッドから良くない落ち方をし、結果左手首を怪我してしまったらしい。 俺は寝相が悪く、過去に何度かベッドから落ちた事はあったが、それで怪我をしたのは今日が初めてだ。 俺は左手首を右手で押さえ、とうとう怪我をしてしまったと腰を深く下げつつベッドに座り込んだ。
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