第1章 導き

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今から10年前...... この話を俺にしてくれた次の日に、母さんは突如として姿を消した。 最初は何処かに出掛けて程度にしか考えなかったけど、次第にその軽い考えは深刻へと変わった。 それから10年もの間、母さんの姿を見る事はなかった...... そして現在18歳になった俺の心の中では、それは既に原因が分からない行方不明として片付けられていた。 しかし、父さんは違った。 時間さえあれば父さんは外に出て、10年間も側にいない母さんを今だに探していた......
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