第四章

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耳まで届きそうな大きな傷は、完全に口元が裂けていた。 これが、彼女こと「口裂け女」の能力『ワタシ、キレイ?(クエスチョン・ロック)』。 「ヒィッ!?く、口が…!?」 『答えろ。呪霊具はどうやって手に入れた?』 通常ならは、あまりの恐ろしさで言葉が出るはずがない。 だが、は違う。 「も、貰ったんだよ!変な女にだ!」 『ソレは何処で、いつ貰った?』 「さ、3週間!3週間前だ!」 その裂けた口から発する言葉によって、どんな人間も真実を語る。 .
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