1.才能と向き合うこと

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1.才能と向き合うこと

この世界には、二通りの人間がいます。それは、自分を過大評価する人間と、過小評価する人間です。自分を過信すれば、いつしか心は打ち砕かれて、倒れます。過小評価することは、自分の才能を閉じていきます。過小評価している人であれば、自信が付けば、やがて才能を開くことができます。しかし、過大評価している人間の多くは、盲目になり、過去にすがったり、誰かを攻撃したり、みじめになっていきます。才能と向き合うことは、生きる上で最も大事なことの一つだと言えます。 私は十年以上の執筆活動の中で、何年間も小説を書かなかったことがあります。その理由は、自信を打ち砕かれたからです。私は以前にいた投稿サイトでは、ある程度の評価を得ていました。自信満々で公募に出した小説は、一次落ちでした。目の前が真っ暗になりました。私は筆を取ることができなくなり、数年間も執筆をやめました。 エブリスタに来て、執筆活動を再開してから、私は常に自分に言い聞かせています。自分の才能を正しく見極めろ、と。才能と正しく向き合うことができなければ、いつか限界が来る、これは私が痛感したことです。自分の才能を正しく見極め、正しく磨いていく、それが小説を書き続ける唯一の方法です。あなたの才能は、あなたの作品を輝かせるためにあります。
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