退屈な夜

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「出ようか。」 「ううん、奥がいい。」 俺はクラブの奥の無法地帯を指さした。 「ひとに見られるのが好きなのか?」 「だって、興奮しない?」 「まぁな。でも、今夜は優馬のそういう所を、俺以外に見せたくない気分なんだよな。」 「……//////」 初めて言われた。 口説き文句だとしても、不覚にもときめいてしまった。 この男は、ずるい。 抱かれたら終わりだ。 だけど、もう遅い。 俺は自分から彼の手を握った。 「行こ///」 「うん、優馬は今の方が可愛いよ。」 「そんなことばっか言わないで///」 「なんで?」 「照れるから……///」 相手に翻弄されるなんて俺らしくない。 修二は俺にとって、特別な男になる予感がした。
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