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「みんな知りませんよ。外面に気を遣ってるんで。ああ見えて寂しがり屋なんですよね〜」
「私に話していいんですか?」
「いいんですよ。話せる人いないから」
「そうですか」
「そうそう、ピーチちゃんとは仲良しなんですか?」
「全然」
「だと思いました。真面目そうで、他人と相容れない感じ」
「そうですね」
「ピーチちゃんの彼氏は見たことあります?」
「はい」
「へー!それは知らせてるんですね!彼氏は不倫してたんですよー。ピーチと。ま、今は奥様と別れたみたいですけどねぇ、どうしたいのやらって感じですよ」
「そうですか」
結局泥沼が好きなグループのようだ。
「あら、驚かない?」
「別に興味ないです」
「くぅ〜素晴らしい!ピーチの不倫は結構知られてるんですよ?奥様はうちのモデルの1人なんですからね」
「そうですか」
どんな気持ちで仕事するのやら。
「あのー、ブルーベリーちゃんの彼氏についてもっと聞きたいです。私、バラしませんから」
「構いませんよ」
「ど、どんな方?」
「こんな」
2人でホテルに泊まったときの写真を、スマホで見せた。
「…へぇ、こんなかっこいいお客さんが?」
「かっこいいかはわかりませんが。初めて会ったのに仕事辞めて欲しいって言われて、付き合いました」
「束縛か!ひゃー!」
「別にそう言う感じではありませんけど。ただなんとなく、自分と同じ雰囲気を読み取ったのかもしれないですね」
「へー、雰囲気?なるほどいい〜」
奥様はにやにやしてる。
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