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あぁ…もうダメ。思い出すだけで心臓がぎゅっっとなるわ。
それからはもう、どれだけ会いたかったか、どれだけ努力したかをマシンガントークよ。もちろん改めてお礼もね。
隆二のおかげでアタシは素晴らしい人生を掴むことができたんだから。
『でも、隆二さんはきっかけで頑張ったのはヒデちゃんでしょう?すごいのはヒデちゃん』
「あら嬉しい」
そうね、いとも簡単にできてるようにみえて、その裏では血の滲むような努力をしてる。そんな準備があるから金を取れるようになる 。
すべてがそう。当たり前にできることなんてなくて、努力の結果が今につながってるの。
『良い出会いがあったね』
「あら、茉莉花、あなたもでしょう?」
『うん』
「良い出会いもあったけど、アタシの人生にいらない人間を切り捨てる強さを持つこともできた」
これが本当に大切。
アタシを大切にしてくれない人なんかと一緒にいる時間はないの。もちろんその逆も。
大切にできないって感じた相手といつまでも一緒にいるなんて、相手のためにもならないわ。
『初めて切り捨てたのは…その幼馴染…?』
「そうね」
『その彼女がさっき手を降ってたひと。…違う?』
鋭いわね。
「やんなっちゃうわ。今更なんなのよ。それに、隣にいた男。アタシのことファミレスでバカにした奴よ!あんもぉ、思い出すだけでムカつくわ。今ならガツンと食らわせてやるっていうのに。まぁ、こんな感じでアタシの話は終わり。ほら、飲みなさいよ。それで隆二とのベッド事情を教えなさいよ〜」
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