プロローグ

1/2
前へ
/24ページ
次へ

プロローグ

【ライ独白】 数人の名高い勇者や冒険者、剣士や魔術師が王様に呼び付けられ、頼まれ事をされたのは、ほんの10日前の事。 何でも、魔王城に末姫が囚われているとか。 救い出せた暁には何でも褒美を下さると。 俺は一応、なんの成り行きか、この国の5剣士の一人に選ばれてしまい「氷」の名証を貰っている。 言っておくが、俺の意思ではない。 目の前で悪行が次々起こり、やぶさかに思いつつ素知らぬフリも面倒くさい事もあり、嫌々も対応をしていたら、いつの間にか「剣士様」扱いされ、気楽な生活とは掛け離れた生活環境に陥っていたと言う次第だ。 とにかく、魔王城に居るとされる姫をさっさと救出し、褒美をたんまり頂き、早めの隠居生活をさせて貰おう。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加