Prologue -プロローグ-

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ある日、親友に言われた。 「明日、君が死ぬんだって」 それに、何の驚きもなく返事をした。 あの時、もっとあの言葉を深く捉えていれば……。 悔やんでも悔やみ尽くせない。 戻れない過去をどうやって乗り越えればいいのだろう。 いつも自分が死ねばよかったのにと思う。 けど、残された方は残された意味がある、はず。 「でもさ、もう辛いんだ」 君との最後の思い出をゴミ箱に捨てた。
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