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幻かと思った。
とにかく、火からは離れた。
幸い、ヒロシの家のゲームの部屋は、火の手が迫っていない庭に繋がっている。
ヒロシに庭に逃げようと提案した。
が、ヒロシは飼い犬が心配だと言って火の中に飛び込もうとする。
僕は必死で止めた。
その時に気づく。
これが神様が予告したヒロシの死かと。
ここで止めなければ、誰がヒロシを助けるんだ。
ここが正義のヒーローの見せ場だと感じた。
ありったけの力でヒロシを扉からひっぺはがす。
そして、庭にヒロシを出した。
そこには消防士さんがいて、僕らを助けてくれた。
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