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少しずつなっちゃんに打ち解けてきた頃でした。
「今日は何して遊ぶ?」となっちゃんは言いました。
「なっちゃんが決めていいよ」と私は言いました。
「じゃあ塗り絵しよっか」と彼女は言いました。
私はなっちゃんと友達になった日も塗り絵だったと思って、とても嬉しくなりました。
私たちは髪の毛の色はこれがいいだとか、このキャラクターを今度は塗ってみたいだとか、色々と話し合いながら遊びました。
彼女はとても頭がいいなと思いました。私の言いたいことも汲み取ってくれますし、私の内気な性格もよく理解し、いつもリードしてくれました。
私は幸福でした。あの日なっちゃんが話しかけてくれなかったら私は独りぼっちだったでしょう。
ありがとう、と私は心の中で唱えました。
すると、なっちゃんはどこにもいなくなってしまいました。
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