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東の空に地平から顔を出した太陽が眩い光を放っている。
その光は、背高いビル四階の一室を強く照らしていた。
真っ白い壁紙がさらに白く輝いている。
マシュマロのように柔らかい布団の上で、一人眠る少年がいた。
一人、孤独に夜が明けるのを待っていた。
しかし、いくら待とうと少年に朝はやってこない。
白いカーテンが風をはらんで大きく膨らんだ。
そこから、冷たい空気が流れ込み、少年の頬を撫でる。
「まだ寝てるの? お寝坊さん」
優しく、包み込むような少女の声。
少年はゆっくりと目を開けた。
少年の孤独は、優しい声と共に消えていった。
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