何かになる

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何かが足りない気分。 彼の青い瞳に惚れたのかな。 理由も知らずフラフラ歩いて家に戻る道。 その時だった。 "花街くん" そこには金沢がいた。 "金沢、どうしてここにいるの?" "だってあんたこれ忘れたから。" "うん?" ポケットに手を入れてみたけど "ああ。財布がないね。" 不思議だ。俺の財布に入れたけど。 きっと金沢のせいよ。 "うん。あんた落としたから。俺がついてきた。" 落とした?けど俺の位置はどうやって。 それは今大事なもんじゃない。 とにかく金沢に走ってきた。 "こんなに急ぐ必要ないのに。" "いやあ、なぜだろうな。いきなり走りたくなったからな。" "まあ、それなら仕方ないけど。" "ありがとう。届いてくれて。" "いや全然。" またその笑顔 青い瞳 白い肌 優雅な動き それ俺を衝動的にさせるに十分だった。 俺は彼近づいて 白い肌とは違う真っ赤な唇に キスした。 ただ軽々のキスをしようとした。 もういいって思った時、 彼は俺を抱きしめた。 強くて強烈に 彼は俺に深いキスをした。 ペッパーミント味のキス わけわからないけど気持ちよかった。 その時。
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