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出会い
"今日誰か転校して来るんだって。"
今日も俺の友倉崎は学校のニュースを伝えてくれる。
"へえ。女?それとも男?"
"男だって。"
"そうなんだ。"
男か。いい友達になれるといいな。
そう思った途端。
チャイムが鳴って、先生と外国人?が入ってきた。
みんな騒いでた。
イケメンでかっこいいから人気がないわけがなかった。
とにかく、彼の自己紹介が始まった。
"俺の名は金沢レオンなんだ。これからよろしく。"
女の子たちが騒いでた。
かっこいいって。
俺が好きだった桜木も彼のせいか顔を赤かめた。
ちょっとむかついた。
今日は最悪の日だったのか。
なんで俺の隣の席が空いてるのだ。
主人公にでもなったのかよ、俺
"花街くんの隣が空いてるね。そこに座りなさい。金沢くん。"
"はい。"
彼は静かに囁いた。
"よろしくね。花街。"
なぜか。その声が良すぎてまた聞きたいのは俺の勘違いにしておきたい気分だった。そして、数学授業が始まった。
"この問題解ける人?"
みんな目を逸らしてた時、金沢だけが手を挙げた。
"俺です。"
"わかった。この問題について説明しなさい。"
"これはただ単純な問題ですけど。これが錯覚なのだけを使えば。。"
すげ。俺とは種類が違う人間みたい。
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