2人が本棚に入れています
本棚に追加
ノアール
化学部質の環境汚染に因り、黒い雨が降り頻る街・ノアール。
よその街の住人からは【破壊の街】と呼ばれ、後ろ指を差され、嘲笑われ、迫害された。
黒い酸性雨が突如として降り出してから、街の空、大地、空気は汚染されていき、地上は人間が住める様な環境では無くなり、人口の90%が死に絶え、生き残った人間達は地下に暮らしている。
そんな息苦しい街を1人徘徊する男性・サンタマリア。
黒く大きな傘は黒い酸性雨を通さない特殊な傘を差していて、肩には小さなハリネズミを乗せている。
【サンタマリア】
身長、188cmの細身の男性で、顔を隠す長い前髪が特徴的でいつも黒く大きな傘を差している。
黒いシャツに黒のハーフパンツ。
ゆったりな白のロングシャツに濃いグレーのストールを肩に掛け、首周りから体に掛けて白い百合、や黒、グレーの花の飾り様な物を着けている。
視力は極端に弱く、全てが白黒に見えてしまう。
過去の記憶もなく、光を求めて街を徘徊する事もある。
また、常に自作の絵本を持ち歩いていて、暇さえあればいつも読んでいる。
激しい人見知りで人と話すことはないが、気心が知れた人には話し掛け、尊敬する人には丁寧語。
左足の踝にはタトゥーが彫られていて、左耳にはリングピアス、左頬には小さなほくろがある。
争い事は好きじゃないが、閉じた傘が剣に変形し、剣を使って戦う事が出来る。
ちなみに初対面の人間が本に触れたり、馬鹿にしたりすると物凄くキレる。
何故かいつも裸足。
住まいは地下シェルターの更に奥、住人すら立ち入らない箱庭の様な暗いシェルターに1人で住んでいる。
最初のコメントを投稿しよう!